あの日 ＃８
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振り返り、
里の者へ向かって声を張り上げ、
すぐに離れるよう伝えていた時
河原に居ろと伝えたはずの弟たちまでもが、
この場所まで来てしまっていた。
「どうしてここに？！」
「どうしてここへ来たんだ！！
なぜ言いつけを守らない？
河原で待てと、動くなと言っただろう！」
すると弟は
「黒い靄が・・・見えたから。
ここもどんどん痛くなって・・・。」
と答えた。
二人共とても不安そうな表情を浮かべ、
こちらへ近づいてこようとしている。
数字を有する者の内、
幼すぎる者は魔の物の瘴気を寄せ付けやすい。
（この場に居させるのはまずい・・・。）
「その場で待っていろ！護符と結界を施すから！」
「「うん・・・。」」
白い波動を線にしてスーっと伸ばし、
護符は首元を覆うように、
波動による結界は衣のような形へと変化させ、
二人へ被せるようにして
ひとまずは、二人に護符と結界を纏わせた。
（よし。これで大丈夫だ。
この子たちの光の波動を気取られることはない。）
「あの・・・この子達を連れて、
なるべく遠くへ、今すぐここを離れてもらえ・・」
言いかけた時、里の者の声が遮った。
里の者「ば・・・・化け物・・・・」
あぁ。魔の物を見たことがない人間は、
ソレを化け物と称することがある。
里の者「来るな！！！
はぁ・・・
息が・・・
苦し・・」
魔の物を目視できるとはいえ、
かなり離れているが、
もうすでに瘴気に当てられ
呼吸が浅くなってしまっている。
これほどまでに・・・
力を持たぬ者とは・・・。
「ここから離れれば、
すぐにその息苦しさもなくなるはずです！
どうか早く、弟と妹を連れて里へ・・・！！
弟たちが歩き出すと、
こんな言葉が
飛んできた。
里の者「近寄るな！！！化け物の血を継ぐモノ！！！！」
「え・・・・・・・・・・。
何を・・・・・・。」
里の者「その纏った濃く白い靄も・・・・
後ろにいる"モノ"も・・・
お前達があの世から連れてきているんだろ！！！！
俺に近寄るな！！！
こっちへ来るなぁぁぁぁ！！！！」
そう言い放つと、
その者は里の方へ、
弟たちを置き去りにして、
走って行ってしまった。
続・・・・・
仮題 神託地の護人_______
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＊あとがき＊
麦茶が美味しい季節ですね。
ゴロゴロと氷を入れたグラスに、
なみなみと麦茶を注ぎ入れ
汗をかいたグラスを手に持って、
一気にゴクゴクと飲み干すと
食道を通って胃へ伝う
ひんやりとした感覚。
もう最っっ高！！！の瞬間です。
我が家では昔から、今は亡き祖父が麦を中華鍋で煎ってから
袋に詰めてお米と共に段ボールいっぱいに送ってきてくれていました。
それをお茶パックに一つ一つ、手で詰めこんだ
お手製麦茶パックを使った、水出し麦茶を飲んでいたのです。
が、祖父亡き今、もうその麦独特の濃く深い味わいの
麦茶は飲めません。
市販の麦茶では香ばしさも、濃さも、深さも全然違うのです。
麦茶が常備飲料だった我が家では、市販の物に違和感を
感じながらもミネラルウォーターと併用して飲んでいました。
そんな中、ついに見つけました！！！！
あの祖父が送ってくれていた、麦の旨味を感じられる
美味しい麦茶が！！！！
フラっと行ったドラッグストアに売っていたそうです。
ネットでももちろん買えます。
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ぜひ一度、飲んでみてください。
麦茶って、物によって全然ちがいますよ!
