想伝Labo (12/22改名)

さくっと読める文字数で小説を書き留めていきます。

あの日 #5

 

 

 

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封じの儀が終わると、魔の瘴気が一掃されることで

一時的にではあるが、

自生している野草や植物が豊富に実る。

 

 故にこの場所へ、普段は近寄ることのない里の人間も、

知らずのうちに迷い込むことがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・

 

「あの人は、数字が身体に現れていなかった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、魔の物に対峙してはいけない、力の持たぬ普通の人間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じく数字を有する仲間を、

 

強制的かつ迅速に呼びだす呪詛は、

 

未だ鍛錬が足りず自分には出来ない・・・。

 

 

 

 

 

 

魔の物は、

 

父さんと母さんが決死で闘った最後の一体。

 

致命傷を与えてはいるが、

 

祓いきれなかったようでフラフラと揺れながらも

 

未だ瘴気を放ち、

 

消えては現れを繰り返しながら、

 

少しずつ人の里の方へと向かおうとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうにかしなければ・・・

 

 

でもどうすれば・・・?

 

 

出来る事は・・・

 

 

やらねばならない事は・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頭がうまく働かない

 

 

 

もう考えている時間はないというのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんなにも逞しく、

 

まさに無敵のように思えていた、父母が

 

目の前に倒れ、今や息も絶え絶えに・・・・

 

 

 

 

 

 

 

河原には、弟たちがいる・・・・

 

友人も来るはずだ・・・・・

 

里の人間も、一人とは限らない・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

力を持たぬ者がもし・・・・

 

 

魔の物に対峙してしまったら・・・・・

 

 

 

人の里へ魔の物がたどり着いてしまったら・・・・

 

 

 

 

 

 

 

〝黒い瘴気に触れると、

力を持たぬ人間であればあっという間に

身体の内側から全身が黒く染まり、

まるで土のようにボロボロと

身体が崩れて消滅していく。″

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分一人では、治療を施すにも数に限界がある・・・・

 

きっと治癒などしきれないほど数の・・・・

 

 

 

あぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忍び寄る重く冷たい感覚に

 

思考が飲まれそうになる・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けれど

 

 

 

絶対にダメだ。

 

そんなことには、させてはならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分は力を持つ者

 

 

出来うる限りのことを、手あたり次第やるしかない。

 

 

それが自分の役目・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続・・・

 

 

 仮題 神託地の護人_______

 

 

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*あとがき*

いて座満月、皆既日食スーパームーン

迎えましたね。

新しい流れがまた一段と大きく影響しそうです。

 

日中の気温の高さが真夏かと思いきや、

雨や日が落ちると急激に寒くなりますね。

体調管理能力を試されているようで、、頑張らねば。

 

緊急事態宣言が延長されたので、

遠出はできませんが、近所のコンビニや

スーパー、ファーストフード店の新作商品や

季節の商品がとてもワクワクさせてくれます。

 

通勤していた頃は、こういった品物も気になったまま

購入できずにシーズンが過ぎ去ってしまったり、

見事に売り切れて、幻となっていました。

 

昨年から今年は、季節を追いかけて美味しいものを

味わう事が楽しく感じています。

 

今日も誰かが誰かを楽しませている、

その楽しみに支払った数百円でも

経済は確実に回る。

きっと誰かを支えることに繋がる。

 

目を向ける事で見える気づきを

大事に楽しもうと思えました。

 

今この瞬間も、誰かが誰かの為に、

生きていることに感謝を。

 

日々の暮らしを支える事業をされている方々を

エッセンシャルワーカーと言います。

生活を営む上で、必ず誰かが今日も汗をかいて

くれています。

医療、福祉、運送、輸送、ごみ処理、

電気、ガス、水道、鉄道、

小売り、販売、通信、まだまだありますね。

感謝。一言に尽きます。