あの日 #6
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家へ駆け込み、
自分の名が刻まれた弓矢を背負い、
あるだけの護符を手に取り飛び出した。
そして、
ふっと息を吐き、
自分の身体に纏わせた波動を開放すると、
全身に巻き付く大きな珠の連なった、
数珠のようなものが現れた。
「落ち着け・・・」
父さんはこれを、
まるで宙を舞うように飛び回り、
魔の物の本体と無数に伸びる手へと巻き付け、
魔の物の動きを封じ、
護符とともに弓を放つ。
そして母さんが
放たれた弓と同時に呪詛を念じると、
護符に強く鮮やかな光が、炎のように立ちあがり
魔の物はその光にのまれて燃え上がり、
滅されていく。
この闘い方を、何度も見てきた。
「何度もこの目で見てきたんだ・・・」
今まで一度だって、
自分は戦闘には加わらせてもらえずにいた。
下の兄妹達を護る結界と、
負傷してしまった者の治療だけに力を使ってきた。
しかし今は自分が、
父さんたちが二人でやってきた事を、自分一人で。
「やるんだ・・・・」
出来るだろうか・・・?
いや・・・
やらなければ・・・・。
今、自分以外に誰がいる?
数字を有する、力を持つ者は・・・
僕だけなんだ・・・
けれど・・・・
出来ることなら・・・
誰か・・・・
に
頼りたい・・・
仲間を呼ぶ呪詛を発動出来る程の鍛錬が、
自分に出来ていれば・・・
誰か・・・・・
父さんや母さんの仲間がこの状況に気づいて・・・・・
駆けつけてくれたなら・・・・・
縋りたくなる、
自分の頭の中に何度も浮かぶ、
誰かという救世主を、
たらればを、
無理やり意識の奥のほうへ押し込んで
魔の物へと向かって、走った。
続・・・
仮題 神託地の護人_______
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*あとがき*
6/15は、天社日と一粒万倍日のダブル開運日でした。
気になっていた、家にある壊れた家電を捨てるか、
はたまた部品交換すれば使えるのか、徹底的に調べました。
結果、部品を変えるだけで済みそうな物もあり、
本体ごと新調するより安く済みそうです。
開運日に断捨離が出来て、出ていくお金が少なく済む
という事もわかって、どちらも有難い結果になりました。
それから買い物に出た先で、ハーゲンダッツの
パイントサイズを発見したので、
今度買ってみようと夢見ています。
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