想伝Labo (12/22改名)

さくっと読める文字数で小説を書き留めていきます。

あの日  #10

 

 

動画小説はこちらから☟

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

活字派の方はこちらから始まります☟

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ん?)

 

 

 

(人の声だ・・・!)

 

 

 

 

 

 

 

 

突然現れた家の方向とは別の場所から、誰かの声がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男の子「わぁー!この辺りはたくさん食べ物が実っているね!」

 

女「しっ!静かに。この辺りはもう随分と里から離れているんだから。」

 

男の子「うん・・・。」

 

 

 

 

(僕と同じくらいの子がいる・・・!)

 

(里の子かなぁ?)

 

(初めて見た・・・。)

 

(何を話してるんだろう・・・?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めて目にする人の里の子供、それも自分と同じくらいの年の男の子。

 

 

話しかけてみようか、どんな言葉をかけようか、

 

 

とてもワクワクしながら耳を澄ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

女「しっ! 静かに。 

  野草を取れるだけ取ったらすぐに帰るよ」

 

 

男の子「うん・・・・。」

 

 

男の子「なんで静かにしなくちゃいけないの?

    ねぇおばちゃん、どうして?」

 

   「誰かに怒られちゃうの?」

 

   「誰もいないのに?」

 

 

 

 

不思議そうに問う男の子

 

 

 

 

 

 

女「あぁ。誰もいないよ〝人″は誰も。」

 

 

 

 

 

すると、女は声を潜めながら話し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

女  「いいかい?ここからもう少し行った先にある赤い橋はね、

    あの世とこの世を結ぶ橋。

    決して近づいてはいけないよ。靄の奥からオニが現れて

    命を取られてしまうからね。

    そんなところには誰も住みやしないさ。いくつか変な噂はあるけどね、

    〝人″はいやしない。」

 

 

 

男の子「うわさってなぁに?」

 

女「オニの仲間がいるって話だよ。おぉ恐ろしい。

  そんな恐ろしい場所には、誰も近寄りやしないさ。」

  

 「今日はもうこの家の前まで来てしまっているからね。

  ここの者も何だか得体が知れないって話だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人の里には、特殊な力を持った彼らを知る人間は多くはいない。

 

身体に突然痣のように現れる数字は本来、目に見えるのは本人と、

 

同じく数字を有する者達だけなのだが、

 

時折強く出た痣が誰であっても見えてしまう事があり、

 

それを目にした里の者は、呪いの類と思っている者もいる。

 

体に纏う白い光の波動は、オニの出てくる世とされている場所に

 

立ち込めている靄を纏っているのだと。

 

人々は得体の知れない物の事をオニや化け物、

 

呪いや祟りなどと忌み、そう呼んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(赤い橋・・・。)

 

(僕のお家の横にある・・・。)

 

(〝人″はいないって・・・?)

 

 

 

 

 

 

僕たちがいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕たちは〝人”だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕たちは・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 仮題 神託地の護人_______ 

 

 

物語を気に入っていただければ、ポチっとお願いいたします。

 ☟

 

 

 ポチっとひと押しお願いいたします。

   ☟

>にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

 

物語の感想・応援お待ちしています。

OFUSEで応援を送る

 

 

 

 

 

 

*あとがき*

少し間があいてしまいました。

乾燥する季節入り、のどのイガイガにやられ身体がしんどく感じますね。

加湿とのどを潤わせるためにも、マスクの下でのど飴が必須に

なりました。

 

そして、10月は神無月と呼ばれる月ですが、

暦を知ると、とても良い運気の日が多くあるようです。

ワクワクしますね。

良いことが起こるんだ♪と思って過ごしていると、

不思議と良い事ばかりが目につき、あれもこれもラッキー!

と小さな幸福を集めることに繋がります。

それは自ずと大きな幸福へと相成りますね。

気分が落ちた時は、でもいい事もあった!

これは、良い事だった、嬉しいと思った、と

良い事を必ず思いだして±0(プラマイゼロ)に

していこうと心がけています。

それから、甘いものを食べたり、自分の好きなことをして

自分を喜ばせるのも大事ですね。

 

自分のことを一番知っているのは、自分ですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よく効きます。助かりました。

 

 

良さそうです。

 

 

甘い物とあったかい飲み物で、一休みしましょう。

 

 

 

 

お買い物マラソン期間はじまりましたね。