想伝Labo (12/22改名)

さくっと読める文字数で小説を書き留めていきます。

あの日 #16

 

ご報告。

 

動画小説、終了します。

音声なし、人物の登場なしという動画は

もれなく規定違反にあたってしまうようです。

視覚的に飛び出してくる、現れてくる文字を視る

ことによって物語を見る、理解していく、体感する

新しい角度から物語や小説に触れる人を増やしたいと

思いましたが、なかなかに難しい事でした。

ただの編集力不足、表現力不足は否めません。汗

 

また、しばらく更新が止まってしまいました。

体調が優れず、ただひたすらに身体を、思考を、

脳を休めておりました。

拙い文章力ながら、物語を見に来てくだっさている皆さま、

ありがとうございます。感謝しております。

ここからまた、物語を書き進めて参りますので、

お楽しみいただけると幸いです。

 

 

賽(さい)。

 

 

 

 

 

 

 

 

物語スタートです☟

 

 

 

 

 

 

・・・。

 

 

 

もうかなりの距離を走ってきた。

日々、体を鍛えておいて良かった。

 

 

 

 

 

 

 

二人を背から降ろし、説得にかかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいかい?

 

  この先を真っ直ぐ、

 

  ゆっくりになってしまってもいいから、

 

  どんなに疲れても、

 

  小さくてもいいから、

 

  1歩たりとも、

 

  決して歩みを止めないで、

 

  進むんだ。

 

  次の夜明けが見えるまで。」

 

 

弟「次の夜明け?お日様が出るころ?

 

  真っ暗になっちゃったら怖いよ・・・。」

 

 

 「大丈夫だよ。君たちは一人じゃない。

 

   真っ暗でも、道は真っ直ぐに続いている。

 

   お日様が見えるころには、

 

   人の里が・・・

 

   見えるはずだから。

 

   そこで、君たちのお兄さんを待つんだ。いいね?」

 

 

妹「でも・・・」

 

 

 

「この明るいうちに、

 

  1歩でも多く歩けば、

 

  人里へもっと早くたどり着ける。

 

  真っ暗闇の中、

 

  歩かなくちゃいけない時間の長さが、

 

  短くなるんだよ。」

 

 

「僕は君たちのお兄さんに、

  君たちをどの里へ向かわせたかを伝えに行く。

 

  それぞれに、出来ることをやろう。

 

  君たちは、里で待つ。

 

  僕は、きっとお兄さんを連れて君たちの元へ行くから。

 

  必ず会える。大丈夫だ。」

 

 

 

妹「うん・・・」

 

「君たちは一人じゃない。

 

  手に手をとって。

 

  絶対に離さないで。

 

  ただ真っ直ぐに、進むんだ。」

 

 

 

 

妹「わかった・・・。」

 

弟「にぃちゃんと、早く会いたいから・・。」

 

「よし。それじゃあ。」

 

 

 

 

 

 

 

まだ小さな二人を

ちゃんと里まで送り届けたかったけれど、

そうしていると、きっと・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

間に合わない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

護符もある、結界も(まと)っている、

 

この先にも、里の手前には

 

〝数字を有したお方″が住んでいる。

 

 

 

 

 

あわよくば・・・

 

 

あの子達を見て、気がついてくれたなら・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人を抱えて走って来た道を、全速力で走って戻る。

 

 

 

 

 

 

 

もう、考えるのはやめだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

やるべき事は、

 

 

見たくない今という現実より、

 

 

 

見たくない未来のために今、

 

 

 

僕に出来うること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仮題 神託地の護人_______ 

 

 

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*あとがき*

ここ数年で最速の梅雨明けを迎え、早くも続く酷暑と台風が迫ってきています。

日中に外で何か作業するには厳しいですね。

身体を労り、整えながら日々を過ごそうと心がけています。

お盆もみえてきていますね。

やっと、会いたい人に会える、ずっと会いたかった人の元へ

会いに行くという方も多いのではないでしょうか?

はたまた、世の中が再び動き始めてからなんとなく

繰り返される日常に慣れてきた今、そろそろ自分を

癒す時間が必要なのではないでしょうか?

コンクリートジャングルに居た時、

数年ぶりに目にした夕日に、強烈なエネルギーと美しさを感じて、

独り、会社の倉庫で涙を目いっぱいに溜めた事を思い出します。

ふとした時に、気付けます。あなたの頑張りに。

頑張りすぎている、もう苦しいよという心の危険信号に。

たまには休みましょう。自分を、癒しましょう。

ホッ・・・。と丸く、柔らかく、温かい溜息が

最後に出たのはいつだか、覚えていますか?