想伝Labo (12/22改名)

さくっと読める文字数で小説を書き留めていきます。

あの日  #17

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ・・・

 

はぁ・・・・

 

 

は・・・・

 

 

 

 

 

もうそろそろで、見えてくるはずだ・・・

 

 

魔の物は、赤い橋より里の方へと

だいぶ進んでいたな・・・。

 

 

 

今なら魔の物と出くわすことなく、辿り着けるかもしれない。

 

 

弓と護符をお借りしに行こう。

 

 

 

 

 

もしかしたら・・・まだ・・・

 

 

 

 

 

 

 

あの方々は・・・

 

 

 

 

 

あの方々なら・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

淡い期待を抱いていたが、

 

 

お二人が倒れているのを見て愕然(がくぜん)とした・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・あなた・・・・・は・・・・

 

 どうし・・・ここへ?」

 

 

 

 

 

「"ろく)"の君・・・だね・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

息をするのも苦しそうにしているお二人に、喉元が詰まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・はい。恐れながら、

  弓と護符をお借りしに参りました。」

 

 

 

 

そう告げて、

"(いち)"の方が使っていた弓と護符を拾い上げる。

 

 

 

 

 

"(ろく)"の自分が使いこなせるかなんてわからない。

 

 

 

そんなこと、やってみなくちゃわからない。

 

どうにかしてみせるさ。

 

どうにかするしかないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

背に弓を(かつ)ぎ終えると、

 

 

「持っていくとい・・・い。私の手を取ってくれ・・・・・。」

 

 

 

言われるがまま手を重ね、少し持ち上げる。

 

 

 

 

 

 

鋭い光が目の前を走った。

 

と同時に

 

首元が何かに()られたような激痛が走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

頭がグワングワンと揺さぶられるようだ・・・。

 

 

 

 

 

「さ・・くらの・・・木の霊力を受けて放て。

 君は・・・きっと・・・できる。」

 

「それから・・・彼らを呼んでおかなくちゃ・・・・ね。」

 

 

 

 

 

 

小さく細い光の閃光(せんこう)が、視界の端を横切ったように思ったけれど、

 

途端に消えた・・・。

 

 

グラグラする視界と意識の中で、

 

お二人が何かを施して下さったように感じたが、

 

それがいったい何なのか、

 

果たして成功したのか、

 

はっきりしない・・・。

 

 

 

 

 

 

だんだんと頭が冴えてくると、お二方はもう・・・・

 

 

 

 

何も・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続・・・・・

 

 

 

 

 

 仮題 神託地の護人_______ 

 

 

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*あとがき*

かに座新月と幽世の新月を経ました。

猛暑は続きますね。ガーデニングの土をリサイクルする為、

日光消毒をしたいので、その面では大変ありがたい高温度です。

時々土いじりをして、自然の香りに包まれるととても癒されますね。

パワーをもらえている、そんな気がします。

たっぷり汗をかいたら、冷麺食べて、涼みましょう。