ーーあの日ーー #0'
??「母さーん!腕輪はしたよ!外で遊んで来てもいい?」
????「ぼくも!」「わたしも!」
母「封じの儀は昨日で終えたからね。
詞珠をきちんとつけたなら良いわよ」
「いつも通り、二里以上先へは行かない事。
それだけは守って。」
??「わかった。じゃあ??、??行こうか!」
??「「うん!!」」
「「「行ってきまーす!!!」」」
いつもと変わらない、
暖かな日差しに見守られた、
平和な一日。
であるはずだった・・・。
突然立ち込める
普段より一層濃い靄
そしてとてつもない速さで近づいてくる、
低く響く地鳴りのような音
男の身体に、突如浮かび上がり光を放つ、
とある文字。
男「封じの儀は昨日で終えた。
なのになぜ報印が.・・・?」
女「えぇ・・・なぜでしょう・・・?
私にもわかりません・・・
目元を走るチリチリとした痛みに耐えながら
頭の片隅で嫌な予感をビシビシと感じる。
男がフッと小さく息を吐くと、
長さが自身の体の何倍もある、一連に繋がった
詞珠と呼ばれる物が、体中に巻きつき現れた。
そして肩には弓を担ぐ。
一方、同じく身体に文字の現れた母と呼ばれた女は、
特殊な印が記された護符の束を手に取った。
ーーーー異様なモノの気配を探る為集中し、
会話をしている男女。----
しかしそのモノの気配は突然、
白い靄の深い先ではなく
赤い橋の中腹に
現れたのだった。
ーーーー 男の問いに返答をしきる前に、
女は異様なモノとの距離を伝える。----
女「・・・しかし、
あと一里・・ないほどで
こちらへ来ます・・・っ!!!」
二人は閃光のような鋭い光を放ちながら、
"人"とは思えないほどの速さで家屋を飛び出し
赤い橋の袂で一層濃くなり続けている靄へと
向き合う形で立ち、
呪詛を念じながら構えを取る。
続・・・
仮題 神託地の護人_______
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あとがき
こんにちは、賽です。🎲
なかなかものもらいが治りません。
最近、花粉も舞い始めたので目がやられて困りますね。
春も近いのに大雪が降ったり…わけのわからん季節の中に居ます。
お体ご自愛していきましょう。
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